恵比寿で結局17年も居酒屋をやったのであるが、その時にこんなお店に出来たらいいなあと範にしていたお店が2軒ありました。
ひとつは雑誌でもよく紹介される湯島の「シンスケ」です。どこか背筋がピンとはるような凛としたお店です。出される料理も酒飲みをうならせるものばかりです。
もう一店は自由が丘の「金田」。ここは会社を辞める前に先輩に連れて行かれたことがきっかけだったのですが、何分、「金田学校」とまで言われた有名店です。
伊丹十三、吉行淳之介、梶山季之、山口瞳らの錚々たるメンバーが常連なのだから、騒いだり、他人の悪口などもっての外でした。
「酒は静かに酒に飲まれるな」と教わったものの、一歩外に出ると緊張が解けたのか記憶の無くなることもしばしば、そんな昔の記憶です。
お酒に関してもう一つ。息子が研究室でアルコール分解酵素の判別をしたらしいのですが、なんと昨日もシャンパンとワインを4.5杯飲んでいたのに、全く分解酵素が効かないらしいのです。
結果として息子も自重するようになるのでそれはそれで良いのですが、父も母も全くの下戸で全然飲めませんでしたのに、私が飲めて、息子が飲めない。隔世遺伝です。
今日は日本酒とわさび芋で一杯という気分です・・・・そうそう鴨も付けましょう、ねぎぬたとあさりの酒蒸もつけて一杯が二杯、二杯が三杯・・・・そのあたりで止めておかないと明日に響きます・・・・
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