法的拘束力の無い事業仕分けはいわばデモンストレーションのようなものかもしれませんが、あまりの稚拙な議論に辟易します。
大学の仕分けにとある指標を出して日本の大学は総じて世界的評価が低く、トップの東大でも30位と振るわないのだから、もうお金は出さないと言う財務省と欧米のような多額の寄付金が集まらない日本では資金が必要と言う文科省が対立していましたが、そもそもその前提となるあのランキングは何ですか?
以前にもお話したように欧米の大学は専門性に特化しており、世俗的に息子や娘を入れたい大学と異なるのです、ちなみに息子を入れたい大学ナンバーワンはあのタイガーウッズが入学したスタンフォードです。論文の引用件数となれば文系・理系それぞれの得意分野において差が出ます。
どう考えたって法学と薬学では違うはずです。
仕分け人が用意したランキングあまり大雑把で大衆迎合的です。全ての物事を集約し平均化する傾向があるようです。いけません科学的ではありません。
ファミリープレジデントという雑誌があります。いつも親が入れたい大学の特集を組んでいますが、ほとんどそれと同じようなレベルの評価なのですからトホホな訳です。
白と黒に二分する国民性もよくありませんが、大衆迎合的総論的政策というものは如何なものなのでしょう・・・・
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