この本は上梓したときに作者から送られてきた本です。そう今は亡き立松和平氏です。
彼は日本の公害問題の原点として足尾銅山鉱毒事件を取材していました。
偶然、父親が足尾の汚泥を原料に作陶に励んでいた頃に訪れ、足尾の公害についてヒアリングをしていたのです。
私が幼かった頃、足尾の川は清流なれど魚はいませんでした。渡良瀬川の源流です。
そんな渡良瀬の水をずっと飲んでいたのです。
私の嫌いな言葉です。「エコ、反原発、効率的、人にやさしい」全て聞くと虫唾が走ります。
こんな言葉を声高に主張している人は政治家でも、経済人でも信用なりません。
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父親の所によくパンを持ってきてくれた人がいました。パンと言ってもお洒落なパケットやクロワッサンなどではありません。ジャムパン、アンパン、クリームパンといった菓子パンです。
その人と一緒に父親に連れられて土器を発掘したことがあります。有名になる前の岩宿でのことです。
その人は後に教科書にも登場する相沢忠洋氏でした。
今でも土器を観ると何時代の土器か分かります。黒曜石も発見したことがあります。
私の地味な少年時代はそうして作られたのです・・・・
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