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2010年1月28日木曜日

発見と一般化  GFP

下村修先生がオワンクラゲの緑色蛍光たんぱく質(GFP=green fluorescent protein)の発見でノーベル賞を受賞されたのは2008年です。しかし、実際に発見されたの1962年なので48年も経過しています。

ノーベル賞のこの時間経過的問題は後述するとして、その間にこの技術は発展を遂げ、一般化するまでに至りました。


昨日も白衣を無造作に投げ出している息子に妻が「何の実験やってきたの?」と問いかけると、「大腸菌に蛍光たんぱく質を埋め込んできた」と申しておりました。ここまで一般化していることと基礎研究の大切さとその乗数的波及効果を考えさせられました。

我が家の一番厚い本 CELL 第5版 補筆



我が家の一番厚い本が更新されました。CELL第5版です。この本は息子にとってバイブルのようです。高校のときに生物の先生に勧められて購入して以来、新判が出ると必ず購入しています。

確かに新しい発見や手技が補筆され、なくてはならないもののようです。息子に以前の本はどうするの?と聞くと「章ごとに小さく分けて持ち運べるようにする」とのことです。ここまで使ってあげれば本も喜ぶでしょう。


伊勢定のうなぎ 乗数理論をしらない財務大臣



ララポートで買ってきた伊勢定のうなぎです。本日の夕餉はこのうな丼と肝すいとお新香です。

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テレビでは国会で某財務大臣が乗数理論と消費性向を知らない無知ぶりを露呈しておりました。
息子も高校生でも知っていることを一国の財務大臣が知らないとは呆れ顔です。

人間知らないことは沢山あります。しかし、一国のそれも財務大臣です。落ちこほれの私でも、ケインズのこの乗数理論や消費性向については多少は知りえています。恥ずかしい限りです。

見ていなかった人のためにご参考下さい。

ちなみに消費性向0.8とは所得に対して8割消費に使われることです。つまり1以上は借金体質ということになります。また、乗数は読んで字のごとく乗数的に拡大していくものです。例えばダムをつくるのに2兆円掛ったものが、経済政策的には8兆円の効果があるという場合のマクロ経済においてよく用いられます。確かケインズはこの条件として不完全雇用と定義していたと思われます。http://www.youtube.com/watch?v=ew6ojoZ0G58



無駄な議論と政策にしか映りません。国民は怒っています!!
逆数っていつ習ったのかしらん?


2010年1月27日水曜日

会社法の改正

平成18年5月1日の新会社法の施工により、従来2年だった取締役の任期を最長10年まで延長できるようになりました。もっともこれは非上場の小規模会社が対象です。この背景には規制緩和と中小会社の負担軽減を図るねらいがあります。

しかし、一方ではこの規制があったから、きちんと書類の作成や、株主総会の決議、取締役会の実施など行わざる得なかった会社が、そのままルーズになる危険があります。それはそれで危険なことです。経営の本質は地道な努力です。経営者はスペシャリストではなく、全体が包括的に俯瞰する能力が求められます。

こういう形式的束縛というのはしらず知らずに地頭力をつけていくことも忘れてはなりません。

マーケティングの功罪  Apple社

日本の製造業もおしなべてマーケティング至上主義です。経営の神様こと松下幸之助氏が言っていた「お客の顔を見なさい」というのは違う意味だったのに・・・・・・・

確かに、コトラーや最新の行動経済学がマーケッティングの必要性をことさら強調しているのは十分承知の上申し上げたい「マーケティングをしすぎるな」と。

この現象は物づくりの多くの場面で遭遇します。発表会やら新作のデモをしながら、顧客の反応をみてまた修正する。結局出来あがったものは「エッジ」の効いたものではなく、凡庸でつまらないものになってしまっています。

そこへいくとアップル社は製品が出来あがって初めて発表します。たがらあのデザインが生きるんです。MP3や他のオーディオは未だにipodに追撃できません。

「顧客が大切なこと=顧客のいいなりになる」これは行けません。こういう発想を持っている人は今ままで「供給者の論理によって消費者と対面していた人」だと思います。反対は極に至ります。これではいけません。


ものづくり再考とは、思考の再構築に他なりません。写真はApple社のHPのIpod touchです。

ねぎま鍋   





頂いた美味しいマグロがあるので今日はねぎま鍋です。

人形町の「よし梅」や浅草の「一文」さんなどが有名ですが、自分で作っても美味しいです。

私の好みは少し色が黒くなるくらいのお醤油が効いたものが好みです。

入れる具材はマグロとねぎと豆腐です。いたってシンプルです。ただし、だしはしっかりとります。

昆布とかつおにお酒、みりんで下調理です。

トロのマグロには和からしが合います。是非試してみてください。

合わせるのはもちろん辛口の熱燗です。

2010年1月26日火曜日

偶然と必然  Jacques Monod 因果律

「ある日の通勤途中に偶然、中学時代の同級生に出会った」と簡単に人は偶然を使います。

本当に偶然なのでしょうか、もし私(受けて)が全ての情報を手に入れていたらどうなんでしようか。

彼の自宅、家族構成、努めている会社のデータ、それと彼の嗜好性や日々の行動内容などです。

実は、その日彼とあったのは必然だったかもしれないのです。

人間というのは「自分の知り得ないもの」を偶然として片づけてしまいます。そう合理性ゆえです。

私はこの偶然と必然という、表裏の関係を考察するときには、この「J・モノーの偶然と必然」という本を思い出します。みすず書房より昭和47年に発刊された古い本です。

J・モノー(Jacques Monod)はパストゥール研究所所長も務め、ノーベル生医学賞受賞の人です。

次に次に新しいことが発見されている生物学会において、すでに既知と変更を余儀なくされる内容は多々あるかと思いますが、私にはCP・スノーがいうような2つの文明に橋架している人物と思っています。彼の哲学的思考はフッサールやデカルトにも劣らない考察を兼ね備えています。

アミノ酸配列を含む生物の分子構造体を鏡に移すと1対の鏡像体があらわれます。それは右手と左手のように決して重ならないのです。しかし、生物のそれは決まって左手なのです。

バタフライ効果というのがあります。これは風が吹けば・・・・・・のあれです。つまり「因果律」です。


この因果律のように宇宙創造の最初の「ゆらぎ」があったかもしれないように、生物の根本をなす構造体を作る基序においてもどうようの「ゆらぎ」があったのかもしれません。偶然と必然は表裏なのです。まだ解明されていません。




つまり偶然は必然であり、必然は偶然の産物なのです。今日の出会いは実は因果律により導かれているとしたら、大切にしなければなれません。