丸山眞男を読み返している我が身としては一助となりえる本に遭遇いたしました。
現在、60歳前後の人たち(リックパパ達)を第一世代、なんとなく知っている私たちの頃が第2世代、そして全く知らない人を第三世代と称しています。
確かに第一世代は熱狂的崇拝者か徹底して批判する対象と極端な場合が多く、私たちはやや穏やかになります。第三世代になるとそもそもと古典を話す前置きが必要となってきます。
どの世代についても、この本は「体系建設型」ではなく「問題発見型」の思想家としての側面を抉り出しています。
ちなみにこの本は2006年のサントリー文芸賞を受賞しています。
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