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2010年2月22日月曜日

文化依存症候群 Culture-bound syndorome

テレビでオリンピック女子フィギュア代表に選ばれた鈴木明子選手が以前摂食障害であったことが紹介されていたら、息子が「珍しいね、摂食障害は文化依存症候群とも呼ばれていて、欧米特有の疾患なんだよ」とのこと。

妻「何 それ」

息子「読んで字のごとく」

だそうです。

文化依存症候群とは地域、民族、文化環境によって発生しやすい精神疾患のことです。
このような欧米に多い「摂食障害」日本の「対人恐怖症」韓国の「火病」マレーシアの「アモック」などです。

「火病」とは極度に怒りを抑える事によって強いストレス性の障害を起こし、胸が重苦しくなり、不眠症や拒食症・性機能障害などを併発する事が多い。大韓民国(韓国)では鬱火病(ウラビョン)ともいう。鬱火病の鬱は鬱病とは関係なく、鬱血や鬱憤の鬱と同じ、「その場に溜まってゆく」といった意味でのようです。若者の火病の初期症状として、強い怒りと共に八つ当たりの行動を伴うとあります。

「アモック」は悲しい事や侮辱を受けた後、部族の人との接触を避け、引きこもり、物思いにふけっているような状態になる。そして、突然、遭遇した人を殺傷してしまう。殺戮は本人が自殺、または、殺されるか、取り押さえられるまで続き、後で正常に戻った時には、人を殺傷していた時の記憶を失っているとのことです。

しかしこの説明を聞く限りでは、これらの文化依存症候群はグローバル化とともに既に限定的症例ではなく、地球規模に広まっている感じがします。

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