MDとPh.D知っていますか?
普通は医学部を卒業してドクターと言えばMedical DoctorつまりM.Dです。
一方、博士課程を卒業し(論文選考等により評価され)取得した博士号がDoctor of Philosophyです。
欧米で博士号というとこのPhDを指すのですが、日本の場合には特に医学系の場合には、その制度的特徴(インターンシップ等)によりなかなかPhdまで取得するのは難しいのが現状でした。
しかし、この傾向(基礎系に極端に人が集まらず、臨床系に流れてしまう)を打破すべく新しい制度を導入したのが東京大学です。
この制度は学部2年または3年修了者が、そのままPhd取得コースつまり研究コースを取ることが出来、PhD取得後も、インターンを行い臨床系に戻ることも出来るというものです。
これによれば最短で6~7年でPhDを取得出来ることになります。
前出の上田泰巳氏もそれだったのではと思っています。
必要に応じて制度設計を変えるのは学問の世界に限ったことではありません。政治や経済でも必要です。
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