元人事部新卒採用を経験したものとして(笑)ひとつ就職活動中の皆さまにアドヴァイス申し上げます。
私の経験から受かる人は受かるのです。単に成績ということではなく、例え成績はそれほどでなくても3社も4社も受かるのです。
逆に受からない人はどの会社も受からないのです。
まず、紋切り型の質問に紋切り型で答えることはご法度です。「弊社の何に興味があって応募されたのですか」というよくある質問に、「御社の堅実で将来性を」などと答えたら即NGです。
だって社長だって分からないのに、将来性って何ですか?と言いたくなります。
受かる人は自分の輝いている部分を見せています。自分の趣味や人から「ヘェー」といわれることを話します。
面接者はこの短い質問のやり取りの中でどんものがその人に詰まっているのか探りだそうとするわけです。
という私ももちろん就職活動している20代の頃には何もできず無知の塊でした。
その時の某レコード会社の人事部長に「君は演歌が向いている。演歌は年上に気に入られなければならない。君は向いているよ」と言われたことがあります。洋楽希望していたので驚きでした。
しかし今になって私の顧客はみんな年上だったです(過去形ですが 笑)
若い頃、自分はこうなんだと決めつけめ傾向があります。しかし、傍からはそうでない場合も多くあるのです。
テレビで活躍してる藤巻兄弟社の弟こと藤巻幸夫氏が同窓と書いたことがありましたが、彼も番組の中で伊勢丹に入社したての頃、「配属された先は小さなコーナーで彼の意図するものではなかったけれど、彼はその中でひとつひとつ積み重ねながら手本となる人物に出会えた」と言っていました。その後の活躍は既知の通りです。
極端に言ってしまえば、どんな業種かとかどんな会社かとかは関係ありません。誰と一緒に仕事をしたいのか、誰と出会えるのかということが大切です。
客家の諺にこんなものがあります。「幸せは人が運んでくる。また人が幸せを持って行ってしまう。」
新たな会社でみなさんのような若い人の「シャペロン」になる人を是非見つけてください。
シャペロンとは「若い女性が社交界にデビューするときにこれを手伝う人」です。
これをもじって生物学では「たんぱく質が正常な機能・構造を獲得するときに手伝うたんぱく質の名称」として使用されます。こんなネーミングが出来る生物学者は中々ユーモアを持っていると推察されますぞ。
就職活動中の若人の一助にでもなればと・・・・・・・・・・・・
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