氏の評価は分かれるところでありましょうが、氏の読書量は相当なものです。
通称猫ビルに置かれた数万冊の蔵書は圧巻です。
私は氏の世の中の文系と理系の乖離について述べた記述の印象が強く、その後CPスノウを読み返し、彼の言わんとする社会システムについて考えるきっかけともなりました。
さらに「大学を卒業するとほとんどの人の知の源泉は枯れていく」ということが、色々なものに興味を持つことの重要さを教えてくれました。
氏は現在膀胱がんですが、その仕事ぶりは精力的です。もうすぐ70歳になろうとする人間がかくも色々な方面に興味が持てるのか不思議です。
知の獲得は永遠に続く作業であると教えてくれています。
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