この原作「床下の小人たち」メアリー・ノートン著は私の子供時代の大好きな本でした。
本の虫だった私はもう寝なさいという母の忠告を「ハイ」といいながら、布団の中で読んでいたことを思い出しました。(懐中電灯で照らして読むのがワクワクを増幅させました)
熱心に本を読むとその世界に入り込んでいきます。目の前にありありと本の世界が広がり、小人たちの洋服が色鮮やかに再現され、言葉まで聞こえてきます。
しかしながらそれらは頭の中で組みたてられるもので、頭の中にないものは組み立てられません。
この本に出てくるジョージアン様式の館など見た事もないのですから。
私の組みたてたジョージアン様式は、近くにあった古い洋館のそれだった訳です。
きっと大きく異なっていたのでしょう・・・・・・・
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もうひとつこれも何回も読んだ「スウィフトのガリバー旅行記」です。
こちらは前書が人間のものを拝借して、自分たちのものとして作り変えてしまう小人を通して人間の知恵、賢慮と言ったものを感じるのに対して、こちらは人間の持っている下劣で暴力的な側面が表れています。
人間の手がいかに汚いのかそのときに感じました。(潔癖症ではありませんが、よく手を洗うのはそのせい?)
宴が終わり、話題にもされなくなったころに映画館に足を運ぶことにします。
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