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2010年9月17日金曜日

就職活動への提言

現在就職活動をしている人に少しだけ人生を長く生きている人間として、自分の経験も含めて申し上げます。

今、就職活動をしていながら内定がもらえない人は何故自分が内定をもらえないのか、考えたことはありますか?

恐らく、それが分かった人は内定がもらえている人でしょう。大方は、訳も分からないまま世の中や相手の会社のせいにしているのでしょう。

私は30年近く前に本当は公認会計士を目指して勉強したかったのですが、経済的理由でそれは許されず就職活動をしていました。さらに大学時代より連携サークルで経済活動をしていたので最初から起業も考えていました。しかし、恩師に5年間は社会(会社)に入ってみるべきだとの忠告を受けました。

大して外国語も話せないのに、世界で飛び回る夢を見て数社の大手商社を受験しました。そこそこいいところまでいったのですが、そこで唖然とした事がありました。そこではあきらかな大学による選別が行われ、T大学様、K大学様、その他の大学と控室に張り紙がしてあるのです。

私は悩みました。結局、商社からそれ以外の業種に目が行くことになり、マスコミや広告代理店を受験する方向転換をしたのです。

外資系の広告代理店からは内定ももらい、音楽に興味のあった私なのでCレコードやPCグループも受験しました。そこで言われたのは「あなたはあなたの思っていないところにあなたの良さがある」「だからあなたが入社してくれたら演歌を担当してもらう」との話でした。

結局その会社には入らなかったのですが、採る方と採られる方ではこうも見方の違うものなのです。

そして私が数年前死去された増田通二氏と照明デザイナーの石井基子氏の「街と文化」という講演を聞いてその会社に入ったのも偶然と縁だったのでしょう。会社では大して働かない悪い社員でしたが、そこで得た有形無形の財産は今でも私の根幹になっています。

今、就職活動をしているみなさん、就職は入学と同じに縁が大切なのです。自分が何をしたいかよりも、どこに縁があるかそれを探す努力をするべきです。

就職氷河期でも、受かる人はどこでも受かるのです。人事採用をしていたときにそれは痛感しました。押し並べて氷河期だと言い切る人はその時点でもう負けています。たから氷河期などとは言わず、人とは違うと言う自負を持って就職に挑んで下さい。

頑張れ就職活動!!!!

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