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2010年9月17日金曜日

家族と郊外  三浦 展氏

彼の著作には隈研吾氏との共著「三低主義」のように彼ではないが建築家としての資質を感じてしまうものもあるが、ベストセラーの「下流社会」や「家族と郊外」のように中々参考になる所見も発見できる。

私の場合、好きで田園都市線を生活の根幹として選んだわけではないが、幸いなことに犬友のような横断的な良い友達に巡り合えたことが唯一の救いかもしれない。

昨日も、青葉台に行って愕然とした、そう老人の街なのだ。自分だってもう少しで仲間入りだって、その通り。しかし、そこには世代間の交流が全く感じられないのだ。老人は老人とのみに暮らし、若者は他で暮らす。そう彼が「家族と郊外」で述べている寂寥感が漂うのだ。

多摩ニュータウンのゴースト化が暫く前に話題なった。しかし、他人事ではない。この田園都市沿線もこのままでは老人ニュータウンになってしまうかもしれない。

街と言うのは世代間の交代と連続で成り立つものだ。それがなくなると街は死んでいく・・・・・

ニュータウンは幻想の産物なのだ・・・・・・・・・

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