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2010年12月29日水曜日

Swedish Paradox

こんな本を読んだことがありますか?

スウェーデンといえば福祉国家で税金の高い国という一般的印象が強いと思います。

しかし、一方で企業にとっては高競争社会でもあるのです。

どこかの国のように衰退(構造的に)していく産業や企業を国は手助けしません。

あのサーブ自動車見たでしょう?唯一、航空機まで製造していた一流企業でも容赦はありません。

もちろん人口も東京都より少ない位ですから、直接我が国と比較するのは乱暴すぎます。

私が述べたいのは、競争社会=自由市場原理を導入する一方、社会的インフラや制度を通して、労働力の移転をしやすくし、技術の海外移転を留めるべく法人税等の優遇を行い、高福祉の実施を行うという、セットでの政策が必要だということです。

その上で必要な税金を国民に負担してもらうということなのです。

今の日本がこのような構造的変革を為して低成長戦略を勝ち得ていくには数十年いやそれ以上の期間があっても出来ないかも知れません。

これまた憂国の感ありです・・・

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