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2011年7月7日木曜日

村上春樹 サウダージ


写真の本はみすず書房から発刊されている、クロード・レビィ・ストロースの本です。

この本は彼がサンパウロという街に抱いていた憧憬や思いでのようなもの少しばかりの写真と共に散りばめられています。

ところで、私の好きな作家というのはどうもこの「サウダージ的」なものを持っている人が多いような気がします。正式なサウダージではありません。サウダージ的なものです。

ハバナにあるヘミングウェイの家には行ったことがありませんが、写真集のそれで見る限り、インテリアや装飾は現地のものとは違います。さらにカストロと並んで映っている写真がありますが、何となくい居心地の悪いようなひきつった顔をしています。

一方、村上春樹氏の小説はとても日本にいる日本人の作品には思えません。日本的ではあるもののどこか遠い所から日本を見ているようなスコープをとおした映像のようです。

私は海外で生活したことがないのですが、海外の生活かせ長くなればなるほど、内なる日本的なものの性が内省されときがあるのかなと考えてしまいます。

こうした作家はやはりグローバルな感覚を備えています。そうです。司馬遼太郎とは正反対にある感覚です。

でも個人的にはそのどちらも好きなんです・・・・・・

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