このブログを検索

2011年8月31日水曜日

呉越同舟 組閣

今回のようにシ首相指名が逆転で決まったのは石橋湛山以来と初めて知りました。ということは今まで出来レースがあまりに多かった???

今回の組閣を見て、みなさんどう思われました。

私は少し驚きました。輿石氏、平野氏を起用するのは党内融和の点で理解します。しかし、もとは同じ派閥で政経塾の後輩、さらに事の顛末に至っては後出しジャンケンの前原さんを登用するとは驚きです。菅さんなら絶対しませんね。辞める前日にそれまで凍結していた某学校の無償化という外交的戦略も加味される政策を全く己の個人的主義主張で進めたのは、イタチの最後っ屁っていうんですよ。

こういった考え方を見ると、己の損得よりどうしたら問題解決を行えるかという実務家という印象を受けます。今までの鳩山さん、菅さんはあまりに理想主義を掲げすぎましたから。

特に沖縄の問題は数十年掛けてほんの少し前進したものを全く白紙にし、事態は膠着してしまいました。理想主義の結末です。

菅さんに至っては己が信用されていないことから、誰も信用できなくなり、目もうつろです。アメリカからの善意の申し入れさえ断ったというのですから、何をかいわんやです。

しかしその民主党以上に断末魔の聞こえるのは自民党です。民主党の支持率が低下しても、支持率は上がらないではないですか。妻を亡くされて可愛そうですが、谷垣さんがテレビに映ればうつるほど敗戦の将が負け惜しみを言っているようにしか聞こえないのは私だけでしょうか。

自民党でテレビに映るのは後は石原さんくらい。彼で選挙は勝てるのでしょうか?

自民党の若手のリベラルな人達は除名されようが、この国の為になるならば与野党関係なく、法案を議論し、政策実行するべきです。そのような人達を除名するようなら自民党は解党です。もっともそういう人達を受け入れる寛容さと慈愛が与党に求められるのは言うまでもありません。

マスコミは「急げ、急げ」と言います。そうでしょうか。急げという言葉の裏側に「そんなに慎重に議論する必要は無い」というメタファーが含まれているものです。それでは困ります。時間をかけるものは例え緊急時でもしっかり議論し、すぐに進められるものと峻別していく必要があります。

呉越同舟をやってのけたのですから、大きな国の将来を示して下さい。

それにしても「どじょう」と野田さんが言ったからといって、下町のどじょうやを取材するNHKのアンチョコさはどうにかなりませんかね(笑)

0 件のコメント: