三鷹といえば国立天文台のあるところ、天文機器にスタートした会社なのですが、驚きなのは現在医療機器中でも脳神経外科手術用顕微鏡の世界シェア50%を超すというのです。
高校の友人S氏も手術の際、使っていたかもしれませんね。
この顕微鏡は、腫瘍部分がモニター上で光って見える外科手術用顕微鏡なのです。取り残すと転移の可能性があるガンの位置を目で確認できることが最大のメリットです。
これには腫瘍に集まる性質を持つタラポルフィンナトリウムという物質を利用し、664ナノメートル(ナノは10億分の1)の波長の光を当て、672ナノメートルの波長で蛍光させるというものです。
そこで優れた技術は664ナノの波長の光をカットするフィルターを開発し顕微鏡カメラに取りつけ、腫瘍だけが光って見えるようにしたということです。
さらに昨年開発した最新機は、従来は光ったガンをモニターで見る方式だったものをレンズを覗いたままで確認できるようにしたということです。3次元の鮮明な映像を使って手術ができるのことで、細胞レベルで光っているかが判別できるということらしいです。
何が言いたいかって、物作り立国日本は決して崩壊しているわけではないのです。市場と進化に応じて変態している企業が躍進しているということです。
写真はHPよりお借りしました。
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