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2010年3月8日月曜日

K・K氏への批判  上から目線 下から目線

対談形式で共著している「三低主義」(低層、低姿勢、低酸素または低コスト)を評論家の三浦氏が言うのはわかりますが、建築家で多くの作品を残してきた人がいうのはどんなものなのでしょう。

ミスター円こと榊原英資氏の「構造改革は間違ってました」と変わらないような気がします。
少なくともT大教授としては疑問です。

しかし、巻末に建築家としてこの対談に臨んでいいものなのか、彼自身戸惑いを呈していました。

そのとおりです。

今までの建築が「上から目線」これからの建築は「下から目線」とシニックに言い捨てるのは、大衆を「上から目線」で見ている何物でもありません。

確かに、箱物至上主義の公共機関の一部、莫大な資金にものをいわせた金満開発などそのとおりの部分もありますが、若者を全て「小屋」誘導するのは間違いです。

私達のような年齢になれば所詮「寝ても一畳、立てば半畳」の意味が分かりますが、それを若者に押し付けるのはまさに老人力のする弊害です。

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