今お付き合いさせていただいている建築家には後段のような建築家はおりませんが、時折、大先生といわれる人の中にもいたりします。
そうです。自分の建築について、「自ら定義し」「哲学」してしまう建築家です。
私は建築とは絵画に似ているような気がします。そうです。「後になって」「第三者による客観的評価」によって「定義」されるべきものであると。
それを自己によって定義してしまうのはナンセンス極まりないばか者です。
「幻影の書」など多くの小説の作者、ポール・オースターがアメリカのラジオ番組で一般の人に多くの物語(短編)を募集したと以前書き記しました。
その日本版が始まるそうなのです。日本での担当は「日本辺境論」でもおなじみの内田樹氏です。
物語は真実でなければならず、嘘はいけません。多くの人の人生がそれぞれ違うように、嘘のような本当の話が実はこの世の中多く存在しているのです。そこがこの面白さです。
建築家も自らの狭量な世界観を人に押し付けるのではなく、多くの世界観を吸収してみては如何でしょう?そうでなければ「先生」は嫌われ者です。
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