このブログを検索

2010年7月6日火曜日

漏電遮断器 メンテナンスデー

どこの家庭でも漏電遮断器を付けていると思いますが、みなさん過信してはいけません。

我が家の喚起扇の漏電の原因は断線ではなく、電気のコネクターに油が付着し、電気がレンジフードに帯電したために起こったようです。

この場合漏電遮断ブレーカーに電流が戻らないのでプレーカーは落ちないのです。

本来ならアースを付けておけば、放電するのですが漏電遮断ブレーカーが落ちないでアースから放電し続ける事は火災の原因にもなります。

コネクターやスイッチの基盤は水に弱く、清掃が出来ないです。メーカーとしては油の回る事も考慮して設計してほしいものです。

昨日はつくづくメンテナンスデーでした。

この喚起扇の他に同じく18年選手の子供部屋の2機のエアコンを交換して、本年中に工事を行うと補助が大きく、来年7月には地デジに移行する浴室テレビのチューナーの調査も行ってもらいました。
もっともこれだけ宣伝しているにもかかわらず、山村部ではまだ地デジ移行が進んでいないのでどうなるのだろうと思っていたら、やはり手当してあるようです。一部のCATVでは一定期間アナログも並行することが決まったようです。(これ結構レアな情報だと思いますよ)


話を漏電遮断器に戻しますが、我が国の火災の原因は20%が放火ともっとも多いのですが、その他原因不明といわれている40%のほとんどがこの漏電ではないかとも言われています。
記憶に新しいところで大磯旧吉田邸の火災がありました。

では何が問題なのか?漏電には2種類の電流があるそうです。ひとつは線を纏めた際に発生する静電容量分漏電電流(=IGC)とネズミがかじったりして起こる抵抗分漏電電流(=IGR)です。

前者はさほど危険ではなく、後者は重篤な火災などを招きます。

実は日本の漏電遮断機はこの2つの電流を分けて測れないのです。事業所などで頻繁に漏電ブレーカーが落ちるのはこのせいです。

一方、日本では30ミリアンペアが基準なのです。アメリカやカナダでは大人でも8ミリ、子供は4ミリの安全基準なのです。韓国でもこのIGR遮断システムをもとに6ミリのブレーカーを設置しているのです。

日本の基準はなんと40年前のシーメンスのものなのです。

昨日も韓国企業の官民一体となった開発の現場を特集していました。

臭いものにふたをするようにして、多くの天下りを配し、独占形態を維持する半官の企業にはこのような前向きの発想はないのでしょう。30ミリアンペアは人を死に至らしめる基準なのです。

昨日のT電力の人の「アースが設置してある場合のみ漏電ブレーカーが落ちる」という説明を妻にしていったようですが、それは違っていると思います。再度説明を求めましょう。(笑)

*************
*************

先程T電力の担当者から連絡を受けました。アースが接していない器具でも大きな電流の差があれば漏電ブレーカーは落ちるようです。どうも妻の聞き方が悪かったようです。しかし、電気がほとんど逃げずにレンジフードに滞留し続けることは本当に稀のようです。また、漏電ブレーカーの仕組みは基本的には出て行った電流と戻ってくる電流の差を感知するのでアースが合った方がきちんと稼働するのは事実ですが、メーカーが作らなければ不可能です。

人間は数ミリアンペアでびりびりきます。30ミリも流れれば心室細動を起こしかねません。昨日の肩口までの感電はとても危険だったということです。

身の回りには危険がつきものですが、こういう基準の設定こそ、日本が今見直さなければならない課題のはずです。政府が援助して、各家庭の漏電ブレーカーを安全なものに交換する・・・・・・・・
高速道路の無料化も結構ですが、安全のために何か手を打って欲しいものです。

0 件のコメント: