この人は世界で初めてうさぎの耳にコールタールを縫って人口的に癌を発生させた人口癌研究のパイオニアだったひとです。昭和5年に67歳で他界されています。
氏の研究は当時は中々受け入れられず世の人々は「癌か雁か果た頑か」と揶揄したといいます。
このときノーベル賞を争ったのがデンマークのヨハネス・フィビゲルで寄生虫を使って人工的に癌を作りだしたのですが、後になって間違いだったことが判明し、当時の選考委員の一人は来日の際間違いであったことを告白しています。
山極氏は幻のノーベル賞となったわけです。それ以来、医学の分野では選考がより慎重になり、単純な発見でも時間を掛けて検証してから受賞させるようになり、どんどん受賞者の高齢化が進んでいます。
今ではコールタールが発がん物質であることは既知でありますが、当時は雲をつかむような話だったのでしよう。今あるのも先人の努力のおかげであります。
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