23日付けの米国科学誌サイエンス電子版に東京大学とヤクルト研究所が共同で研究していた、ある腸内細菌の減少が免疫異常を発症するその原因物質を突き止めたとありました。
この物質はクリストジウム属の細菌でボツリヌス菌のような人間に有害なものもありますが、研究ではクローン病のような病気の患者はこの細菌が減少しているとの報告もあります。
いずれにせよ、解明が進められいち早く実際の治療に応用できるようになってほしいものです。
息子にこの研究の主任の本田賢也准教授の名前を聞いたら「もちろん存じています」との返答でした。同じ免疫系でもその取り組み方により複数の研究室があるのも同大ならではです。
息子には「パンの糧とならず、人々のためになる実績を残してほしい」と強く思う訳です。
しかし息子曰く「これからが難しいんだよ、まさに神の領域に近く、その物質の基序を解くことは並大抵の苦労じゃないんだ、発見してすぐ実利になるのは皆無なんだよ」
なるほど分子治療薬のアバスチンの治験をやっていたものの重篤な合併症が出て今休止しているようにおいそれとはいかないもののようですが、期待してしまいます・・・・・・
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