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2010年12月13日月曜日

Solites Paradox

認知心理学の分野でソリテス・パラドクスという理論があります。もの理論の起源は古代ギリシャの哲学者エウブリデスが作った「はげ頭のパラドクス」だと言われています。

砂山から砂を一粒取っても砂山だが、これをどんどん続けて最後の一粒になったときにも砂山と呼ぶのかという問題です。

同様にはげ頭(この種に悩んでいる方には失礼を承知で)でない人から髪の毛を一本抜いてもはげ頭ではないが、抜き続けるとどうなるのかといったパラドクスなのです。

つくり砂山やはげ頭という概念が抽象的で曖昧であることが問題なのです。

解決策は簡単です。バートランド・ラッセルがいうように論理に曖昧さを介入させないことです。

まあ、時間があるなら固定境界値、多値論理、履歴現象、ファジイ理論なども調べてみると良いでしょう。

如何に私達が曖昧で不明瞭な定義を行っているのか良く分かります。

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