鎌倉はイタリア料理の激戦区であります。そんな中で特徴を持って生き抜いているのは大したものです。
そこで実際に食してそのお薦めのお店を紹介します。
まず、鎌倉の中心小町通りにある、「ラ・ルーチェ」さんです。ここはSママに教わったお店なのですが、とにかくシェフと対話しながら食べられるお店なのです。特徴はピエモンテ州で修行したというだけあって地方の特色が出ています。イタリア料理は地方地方によって使う食材も違いますし、ワインに至っては葡萄の品種も全く異なります。
次にご紹介するのは「オステリアコマチーナ」さんです。ここは小坪にある某店出身らしいのですが、とても気配りがあってワインの種類も豊富です。さすがに小坪漁港から仕入れる(たぶん私と同じ谷鶴さん?)魚介類が新鮮です。平日でも予約しないと入れないくらいの盛況ぶりです。
小坪の例のお店は子供が小さい頃嫌な思いをしたので再び行くことはありません。金ぴかの芸能人にはやけに優しいあのおオーナーがいる限り・・・・
次は鎌倉ではなく、小坪ですが、薪窯ピッッアの「ベッテイ」さんです。以前の生地は薄いローマ風だったのですが、今はまわりはパリッと中はモッチリのナポリ風に変わりました。ここも週末は満席です。
七里にある「ロンディーノ」さんも忘れてはいけません。まだイタリア料理が少ない頃の黎明期からのお店です。私が生まれて初めて食べたイカスミのパスタはこのお店でした。湘南名物のシラスを使ったのもこのお店が最初だった記憶があります。今から30年以上前の話です。
最後に鎌倉からはピクニックしなければならない葉山ですが、シチリア料理の「ピスカリア」さんをご紹介します。シチリアはイタリアでも田舎町です。魚介類は豊富ですが、行ってみれば海辺の漁村です。食材も限られかなり特徴のある料理です。例えば鰯などはこのシチリアやサルディーニャ以外ではあまり食べられません。さらにシチリア島に自生するウイキョウ(フェンネル)を料理に使います。お薦めは何と言っても鰯のパスタです。私が今まで食べたどの鰯のパスタより美味しい日本一の味です。このパスタはソースのからみやすいこのツイストしたパスタが必要なのです。フェンネルの香りとトマトソースが抜群の相性です。このパスタを食べに来ているといっても良いくらいです。
鎌倉周辺にはまだまだ美味しいイタリア料理のお店があります。これからさらに開拓して新しい驚きを発見したいと思っています。
ちなみに私のサザエのブルゴーニュ風のレシピのヒントは以前、恵比寿にあった「パスタマコト」さんのエスカルゴのガーリックバターです。今は明治通りに移って「ヴェルデ」さんとして営業しています。
そしてイカスミのパスタは同じく恵比寿の駒沢通りにある(営業しているのか分からない)「コルシカ」さんのレシピです。このお店は当時のイタリア料理ブームの火付け役のように毎日行列が出来ていましたが、今は・・・・・ちょっと寂しいものです。オーナーはとても真面目な人なのに残念です。
そのような訳で、イタリア料理といっても地方地方の特色があり、今日は生ハム、明日は魚のようにその日の気分で味わうことが出来ます。そんなお店が増えてきた事自体私達を楽しませてくれます。
明日はもちろんイタリア料理のランチをする予定です!!
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