以前に足して2で割らない思考法と書いたことがありますが、これは経済学でいう逆選択という行動です。
簡単に説明すればある保険会社が自転車の盗難保険を作ろうと思ったところ、その盗難発生には地域格差があり、そのことを勘案して保険を作ったとします。するとその保険会社はどうなるでしょう。
答えは倒産です。何故なら、保険加入者は平均ではなく、高リスク地域の保険者しか保険を掛けないからです。
これは消費材にも適用されます。プラムとレモン(英語ではダメな例え)の場合にも成り立たないのです。
というわけで経済行動は一見合理的に解析できるように思えますが、さにあらずそうでもない外的要素が加わる場合もあるのです。このことは次章でご説明いたします。
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