鮫が怖いのだそうです。彼に言わせれば陸上の人間が海で敵うはずもないということです。
彼の話まで行くかは別として、海には何がいるか分からない恐怖があります。
それには一理あります。
私もダイビングをしていた頃、そんな恐怖を克服するために鮫について勉強したことがあります。
学術文献や写真集など鮫に関する諸々のものを調べました。
するとほとんどの鮫は人間を攻撃しないのです。たまたま、偶然間違って食べてしまったのです。(これはこれでたまたま食べられたらたまったものではありませんけど)
サンゴ礁の暖かい海で見られるホワイトチップやツマグロ滅多なことでは人を襲いません。
でもモルディブのシャークショーで人の手をちぎったのはこのホワイトチップでしたけど・・・
このホワイトチップは別名ネムリブカといい、夜行性です。
世界最大の鮫、ジンベイザメはプランクトンしか食べません。草食系??
同じ暖かい海でももっとタチの悪いのがタイガーシャーク、別名イタチザメです。
ハワイで少女サーファーの腕を食いちぎった犯人です。なんでも亀(=現地ではホヌ)が泳いでいるのと間違うとか・・
そして史上最悪なのは、オーストラリアの南岸や我が国の相模湾にもいると言われるホオジロザメです。グレイトホワイトシャーク、ジョーズのモデルです。
近海で平ら貝の漁をしていた人が飲みこまれた事故も起きています。
平ら貝は砂地に生息し、潜水服を着て採ります。ホオジロザメがアザラシやオットセイを主食としているので人間を間違えやすいのかもしれません。それにしてもこやつらの歯は尋常ではありません。
鮫の歯は前後2枚構造になっていて、前の歯が折れると後ろの歯が前に出てきます。獲物を逃がさないようになっているのです。
なんでも最近の研究でハワイとメキシコの間の深海にホオジロザメが多く集まる、ホオジロザメカフェがあるのだそうです。私はこんなカフェは遠慮します・・・・・
なんで鮫の話を急に思い出したのか????
それは昨晩、久々にトルーマン・カポーティを読んだからです。
もちろん「冷血」です。
鮫の写真はウィキペデアよりお借りしました。
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